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「大赤字でも続ける事業」が示す企業の姿勢モノづくり総合版メルマガ 編集後記

リスクを取った行動の裏には企業の存在意義や将来展望があると考えます。

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 この記事は、2019年5月9日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

「大赤字でも続ける事業」が示す企業の姿勢

 大型連休を挟んで3月期決算の発表が相次いでいます。当然、結果が良かった企業、悪かった企業があり悲喜こもごもなのですが、個人的に決算取材を続けていて、いつも注意して見るようにしているのが、企業全体が良い結果を出した中での悪い事業、そして悪い結果の中での良い事業です。

 企業決算は一時的な結果で必ず良い時もあれば悪い時もあるものです。その中で企業全体の置かれている状況と真逆の動きが出ている事業については、企業本来の強みや姿勢、今後の変化の兆しなどが凝縮されていると感じているからです。2019年3月期の決算発表は現在も続いていますが、この観点で面白いと感じたのがソニーです※)

※)関連記事:ソニー決算は税引前利益が初の1兆円超え、半導体は1000億円の設備増強を検討

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