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作業者の安全性向上に貢献、IBMとウェアラブル各社が協業製造IT導入事例

IBMは、Garmin Health、Guardhat、ミツフジ、SmartConeと協力し、同社の「IBM Maximo Worker Insights」を活用した作業者の安全監視支援を実施すると発表した。各社のデバイスなどと組み合わせ、作業者の安全性管理基盤の強化を目指す。

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 IBMは2019年2月15日、Garmin Health、Guardhat、ミツフジ、SmartConeと協力し、同社の「IBM Maximo Worker Insights」を活用した作業者の安全監視支援を実施すると発表した。各社のデバイスなどと組み合わせ、建設や採掘現場、工場などにおける作業者の安全性管理基盤の強化を目指す。

 IBM Maximo Worker Insightsが、協力企業のウェアラブルデバイス、スマートデバイス、環境センサーなどから収集したバイオメトリックデータや環境データを監視することで、作業者が危険にさらされていないかといった判断を支援する。準リアルタイムでデータを収集するため、環境条件の変化や問題発生時に迅速な対応が可能になる。

 例えば、IBM Maximo Worker InsightsプラットフォームにGarmin Health Companion SDKを組み込むことで、監督者や安全管理者がGarmin Healthの活動量計から心拍数などのデータを準リアルタイムに受信できる。

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Garmin Healthの活動量計「vivosmart 4」 出典:IBM

 ミツフジではウェアラブルIoT(モノのインターネット)「hamon」をIBM Maximo Worker Insightsと組み合わせる。hamonシャツ着用者のバイオメトリックデータを準リアルタイムで分析し、活動過多や傷害が発生する前に、休憩および場所変更などの措置を促すアラートをモバイルデバイスに送ることができる。

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ミツフジのウェアラブルIoT「hamon」 出典:IBM

 また、GuardhatのKYRA IoTプラットフォームはIBM Maximo Worker Insightsを統合、補完し、Smart PPEウェラブルを用いて作業者やオペレーションスタッフに危険を知らせる。

 SmartConeは危険な作業現場で作業者の安全性を監視する「SmartConeシステム」に、IBM Maximo Worker Insightsを統合。マルチセンサー、通信機能、コンピューティング、エッジゲートウェイ機能などを通じて、落下や転倒、温度上昇などの危険を準リアルタイムで通知する機能や履歴分析機能を提供する。

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