大量データのリアルタイム分析に対応するBIツールの最新版:製造ITニュース
ウイングアーク1stは、集計・分析プラットフォームの最新版「Dr.Sum Ver.5.1」を発表した。新機能により、ミリ秒単位のストリーミングデータの収集や加工、インメモリエンジンによるリアルタイムデータの高速集計が可能になった。
ウイングアーク1stは2019年2月12日、集計分析プラットフォームの最新版「Dr.Sum Ver.5.1」を発表した。価格は、基本となる「Dr.Sumエンジン」が345万円から(1サーバー、初年度の保守費込み、税別)。同年3月15日より販売を開始する。
Dr.Sumは、企業のシステム内の蓄積データを統合し、高速で集計や分析をするBI(ビジネスインテリジェンス)ツール。企業内に蓄積された各種データの高速集計エンジンとして活用できる。
最新版では、新機能の「Dr.Sum Data Funnel」を標準で搭載。ミリ秒単位でストリーミングデータを収集、加工し、インメモリエンジンによるリアルタイムデータを高速集計して可視化する。具体的には、時刻の正規化や時間のズレ補正、異常値の除去、データ欠落の補完などを実施し、大量のデータをインメモリエンジンで高速集計する。
インメモリエンジンも強化しており、集計速度を40%高速化した。また、インメモリテーブルの上限を撤廃したことで、1テーブル50億件、100億件という大量データの運用が可能になった。プロトコルは、GET/POST、MQTT、OPC UAに対応している。
他に、SQL関数の大幅な追加、「Dr.Sum Datalizer for Excel」によるExcelとの連携機能、「Dr.Sum Datalizer for Web」の強化、他の同社製品との連携強化など、さまざまな改良が図られている。
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