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人がロボットを遠隔操作する、家事支援サービスを発表:ロボット開発ニュース
Mira Roboticsは、ロボットと人による家事支援サービス「ugo」を発表した。遠隔操作でロボットが家事を代行するため、他人を家に入れるという心理的な負担がなく利用できる。
Mira Roboticsは2019年2月7日、ロボットと人による家事支援サービス「ugo(ユーゴー)」を発表した。人の遠隔操作でロボットが家事を代行するため、他人を家に入れるという心理的な負担がなく利用できる。
2本のアームを持つ家事支援専用ロボットを利用者宅に設置し、専門のオペレーターがこれを遠隔操作して、家事を代行する。高さ調節も可能で、かつ人が遠隔操作で対応するため、ロボット単体では難しい洗濯や整理整頓など細かな要望にも可能な範囲で対応する。必要な時に必要な分だけ依頼でき、費用も抑えられる。
ロボットには、プライバシー保護機能を搭載。家事に必要な部分でのみロボットが動くよう、システムが適切に制御し、プライバシーを守る。家事の依頼はスマートフォンの専用アプリから行え、作業状況はアプリから随時確認できる。オペレーターは許可なくロボットを操作することはできないため、留守中でも安心して利用できる。
ロボットの稼働時間は約4時間。身長は通常約110cm、最長約180cm、重量は約72kgとなる。3つのカメラとセンサー、マイク、スピーカーを装備する。
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