AIで文書要約などを自動化、Webで要素技術の体験も:製造ITニュース
図研プリサイトは、同社のAI実装フルオート型ナレッジ活用ソリューション「Knowledge Explorer」に実装された技術や開発中の技術の一部を、2019年1月15日から特設Webページ「ナレッジラボ」で公開する。
図研プリサイトは、ナレッジ製品の要素技術が体験できる特設Webページ「ナレッジラボ」を2019年1月15日から公開する。
ナレッジラボでは、同社のAI(人工知能)実装フルオート型ナレッジ活用ソリューション「Knowledge Explorer」に実装されている技術や、開発中の要素技術の一部を公開し、利用者が技術や機能を評価できるようになっている。
公開している主な機能は、文章の自動要約機能、語句の関連性のグラフィカル表示機能、重要語句の抽出機能の3つだ。
文章の自動要約機能では、文章の中から重要だと判定した文を指定した行数分だけ抽出し、要約文を作成する。コピーした時に余計な改行が入ることがあるPDFのテキストからも、日本語として充分通用する要約文を生成できる。
また、グラフィカル表示機能は、文章内からその文章を特徴付ける語句を抽出して、その結果をグラフィカル表示する。表示法には、同じ文章内で出現する頻度が高い単語同士の関係を示すネットワーク図と、抽出語句を出現頻度に応じた大きさで示すワーククラウド図の2通りがある。
重要語句を抽出する機能では、文章内で重要度が高いと判断した語句をキーワードとして抽出する。それらのキーワードをAIが9つの区分に分類した結果や、重要なキーワードが文章内のどの領域に多く含まれているかを分析した結果も確認できる。
同社は、現在開発中の技術についても、準備が整い次第、ナレッジラボで順次公開するとしている。
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