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機械学習で20倍高速に、波形解析ライブラリが登場製造ITニュース

OKIは、機械学習アルゴリズムを用いた波形解析ソフトウェアライブラリ「ForeWave」を発売した。製造業の工場設備や鉄道旅客業の鉄道設備などの振動解析シーンで、設備保全をはじめとする課題解決に利用できる。

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 OKIは2018年10月24日、機械学習アルゴリズムを用いた波形解析ソフトウェアライブラリ「ForeWave(フォアウェーブ)」を発売した。提供開始は2019年1月31日。振動を波形として捉えて解析し、従来の機械学習と比較して約20倍高速な波形解析パフォーマンスを持つ。

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「ForeWave」のアルゴリズム概要(クリックで拡大) 出典:OKI

 ForeWaveは機械学習とNMF(非負値行列因子分解)の組み合わせを採用。あらかじめ学習させた正常時の振動データと、新たに計測される振動データを比較し、異常が発生しているかを判別する。これにより、設備から収集される振動データを自動で共通成分と特徴成分に分解し、特徴成分のみを機械学習にかけることで、より複雑な設備状態の検知や高速な波形解析パフォーマンスが行える。

 また、多様なアプリケーションに組み込みが可能で、顧客の要件に応じたアプリケーションから呼び出し、顧客が選定した各種ハードウェアと組み合わせて利用できる。製造業の工場設備や鉄道旅客業の鉄道設備などの振動解析シーンで、設備保全をはじめとする課題解決への利用を見込む。

 同社は今後、ForeWaveを組み込んだアプリケーションやシステムの構築、精度を検証するモデル生成サービス、システム導入後の運用支援など、システム導入ステップにあわせて支援を行うとしている。

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