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設備の振動を見える化するセンシングシステムを開発FAニュース

リコーインダストリアルソリューションズは、設備や機械が発する振動を見える化するセンシングシステムを開発した。設備や機械の異常検知に必要なデータを抽出し、製造機械の異常振動などを数値化して把握できる。

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 リコーインダストリアルソリューションズは2018年3月29日、設備や機械が発する振動を見える化するセンシングシステムを開発したと発表した。

 独自に開発したセンサーとデータ解析技術を組み合わせて、設備や機械の異常検知に必要なデータを抽出する。また、製品の品質に影響する製造機械の異常振動や突発的な衝撃、健全性の確認などをリアルタイムに数値化して把握できる。

 具体的には、外乱やノイズに埋もれた信号から必要な成分だけを取り出す解析技術を応用。設備や機械で発生するさまざまな振動や音響データを、診断や検知に活用する。また、振動から抽出したデータを分析しなくても情報を得られる指標やメッセージをAI(人工知能)プログラミングが提示。さらに、産業機器向けのコントローラービジネスで培った技術を同システムに展開している。

 本システムは、公共交通機関や常時稼働しているインフラ機器の状態監視など、さまざまな用途への展開も可能だ。また、機械の故障を未然に防止しダウンタイムを短縮し、メンテナンスを簡素化。将来的には予兆保守への取り組みなどの付加価値も提供するという。

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振動データの見える化システム(クリックで拡大) 出典:リコー

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