ニュース
中国遼寧省大連でメディカル事業の新工場が稼働:工場ニュース
キヤノンメディカルシステムズは、中国遼寧省のキヤノン医用機器(大連)の開所式を開催した。大連工場はキヤノン大連事務機内に拠点を構え、2018年6月からCT、MRI、X線診断装置などを生産している。
キヤノンメディカルシステムズは2018年9月25日、中国遼寧省のキヤノン医用機器(大連)の開所式を同月14日に開催したと発表した。大連工場はキヤノン大連事務機内に拠点を構え、同年6月から生産を開始している。
キヤノン医用機器(大連)の延べ床面積は、約1万8000m2。2018年8月現在の従業員数は約300人で、CT、MRI、X線診断装置、検体検査装置向けユニット、超音波診断装置のプローブを生産している。
開所式には、大連市金普新区管理委員会副主任 呂東升氏、キヤノンメディカルシステムズ取締役専務 信太泰雄氏らが出席。信太氏は「同じ大連のR&Dの拠点であるキヤノンメディカルシステムズ研究開発(大連)、北京の販売会社であるキヤノンメディカルシステムズ(中国)と共に世界各国で人々の健康に貢献し続け、Made for Lifeの理念を追求していきます」とあいさつした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 力技でも欲しかった、キヤノンが医療分野に掛ける夢
キヤノンは、2016年3月に発表した東芝メディカルシステムズの株式取得について、競争法規制当局のクリアランス認証が完了したため、東芝メディカルシステムズの子会社化を行う。 - 中国製造2025が目指すもの
「SCF2017/計測展2017 TOKYO」では、テーマセッションに広東省自動化学会理事長の劉奕華氏が登壇。「中国製造2025の最新事情、広東省の製造業とスマート製造」をテーマに、広東省の製造業の現状および中国製造2025の活用、戦略などを紹介した。 - 日系製造業 中国進出の歩みと変化
日本企業の中国進出を支援してきたベンダ企業が見た中国本土の製造業事情とは? 日本企業、中国企業の違いや市場の変化などを事例を交えて紹介していきます。 - それでも製造業にとって“スマート工場化”が避けては通れない理由
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説していきます。第25回となる今回は「そもそもスマート工場化って必要なの?」という点について考察してみたいと思います。 - スマートファクトリーはエッジリッチが鮮明化、カギは「意味あるデータ」
2017年はスマートファクトリー化への取り組みが大きく加速し、実導入レベルでの動きが大きく広がった1年となった。現実的な運用と成果を考えた際にあらためて注目されたのが「エッジリッチ」「エッジヘビー」の重要性である。2018年はAIを含めたエッジ領域の強化がさらに進む見込みだ。 - スマートファクトリーがいよいよ現実解へ、期待される「見える化」の先
ドイツのインダストリー4.0がきっかけとなり関心が高まった、IoTを活用したスマートファクトリー化への動きだが、2017年は現実的成果が期待される1年となりそうだ。既に多くの実証成果が発表されているが、2017年は、実導入ベースでの成功事例が生まれることが期待される。 - いまさら聞けない「マスカスタマイゼーション」
IoT(モノのインターネット)活用などで実現するスマートファクトリーの理想像とされる「マスカスタマイゼーション」。このマスカスタマイゼーションとは何かを5分で分かるように簡単に分かりやすく解説します。