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自動操縦アルゴリズムを搭載した自律走行式ローラを開発:組み込み採用事例
JIG-SAWは、同社の自動制御技術をベースに開発した自動操縦アルゴリズムを搭載する「自律走行式ローラ」を発表した。
JIG-SAWは2018年8月28日、同社の自動制御技術をベースに開発した、建機分野向け自動操縦アルゴリズム(自律走行用システム)を搭載した「自律走行式ローラ」を発表した。
自律走行式ローラは、ロードローラなどを製造する道路建設機器メーカーの酒井重工業と共同で開発。同年8月28日〜30日の間、千葉幕張メッセで開催された建設・測量生産性向上展「CSPI-EXPO」の酒井重工業ブースにおいて発表された。
両社は、2015年からこの取り組みを開始しており、アルゴリズムをはじめ、必要な電子機器、センサー制御などすべて独自に研究・開発し、実証やテストを行ってきた。今後、国内外企業などと連携し、実用化および商品化に向けた具体的な取り組みを進めていく。
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