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米大学医学部とAI技術を活用した医療画像診断支援システムを共同開発医療機器ニュース

富士フイルムは、米インディアナ大学医学部と共同研究契約を締結した。医師の診断ワークフローを支援する、AI技術を活用した医療画像診断支援システムを共同開発する。

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 富士フイルムは2018年8月28日、米インディアナ大学医学部と共同研究契約を締結したと発表した。AI(人工知能)技術を活用した医療画像診断支援システムの開発に関する共同研究契約で、高度先端医療機関である同大学医学部と共同研究を行う。

 共同研究では、自社の画像処理技術・AI技術と、同大学医学部の読影・臨床知見を融合させ、医師の画像診断プロセスやノウハウを取り込んだAI技術を開発する。併せて、医師の診断ワークフローを支援する最適なシステムを模索する。

 具体的には、まず富士フイルムのAI技術による、加齢や臓器不全などの疾患によって全身の筋力や身体機能が低下する病態を対象とした診断・治療支援の可能性および脳神経領域での病変候補の検出や定量化による読影支援の可能性について、共同で検証していく。

 医療現場では近年、CTの多列化など画像診断装置の高性能化に伴い、院内で撮影される診断画像の枚数が増大しており、大量の画像を効率的に読影・診断できるソリューションが求められている。また、画像から病変の疑いがある箇所を検出したり、過去の症例と照合し、レポートを半自動で作成したりできるAI技術を活用したシステムへの期待も高まっているという。

 同社はこのようなニーズに応える、医師の診断ワークフローを総合的に支援する画像診断支援システムの研究開発を進めている。今後さらに、多様な疾患に幅広く対応できるよう、優れた技術を有する国内外のAI技術ベンダーとパートナーシップを組み、各社のAI技術を自社システム上で利用できる仕組みの開発を進めるとしている。

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