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無人自動配送ロボットの開発を手掛けるスタートアップが設立:ロボット開発ニュース
自動運転技術を活用した無人自動配送ロボットの開発を手掛ける「Hakobot」が、2018年5月に宮崎県宮崎市に設立された。無人の自動配送ロボットの開発により、運送業界の人手不足を解消し、業務の効率化を目指す。
Hakobotは2018年7月11日、自動運転技術を活用した無人自動配送ロボットの開発を手掛ける「株式会社Hakobot(ハコボット)」を2018年5月に設立したと発表した。所在地は宮崎県宮崎市で、代表は鶴田真也氏が務める。
同社は、SNS media&consulting、ヒトメディアの他、個人投資家からの出資により設立された。アドバイザーには、ロケット事業も手掛ける堀江貴文氏が就任した。
鶴田氏は、地方物流のラストワンマイルの課題を解決するため、地方都市宮崎市にてHakobotを設立。カメラやセンサーなどによって人物や障害物などを認識しながら運転を行う無人の自動配送ロボットの開発により、運送業界の人手不足を解消し、業務の効率化を目指す。
同社は今後、無人自動配送ロボットの試作品が完成次第、環境の異なるさまざまな場所で実証実験を実施する予定だ。GPSなどの位置情報を基に自分の位置を認識し、センサーや画像認識などにより周囲を把握。多様なデータの収集やあらゆる場面、環境において同ロボットが正常に動作することを確認するため、さまざまな環境で実証実験を実施するとしている。
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