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産業自動化推進のため、産業用ドライブシステム事業会社を子会社化製造マネジメントニュース

安川電機は、シーメンスとの合弁会社である安川シーメンス オートメーション・ドライブのシーメンス保有株を譲り受け、完全子会社化する。新会社名は「安川オートメーション・ドライブ」となる。

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 安川電機は2018年7月12日、シーメンスとの合弁会社である安川シーメンス オートメーション・ドライブ(YSAD)について、シーメンスが保有する全株式を譲り受けることを発表した。同年11月1日付で完全子会社化することを前提とし、株式譲渡契約を締結。新会社名は「安川オートメーション・ドライブ(YAD)」となる予定だ。

 同社は2017年10月に、「新たな産業自動化革命の実現」に向けたソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を発表。これに基づき、サーボやインバータ、産業用ロボットといったメカトロニクス領域でソフトウェアとハードウェアを融合させたソリューションを展開している。

 このコンセプトは、YSADが得意とする産業用ドライブシステムの領域でも展開が可能であることから、今回、i3-Mechatronicsのコンセプト実現に向けた施策の1つとして、YSADを子会社化することとなった。

 子会社化後も、YADはシーメンスとの戦略的なパートナー関係を継続し、従来と同様にシステム&ソリューションの提供を行う。シーメンス製品については、シーメンスがプロダクト・ソリューション販売と製品サービスを提供する。YADは、システムでの適用と、安川電機の製品と組み合わせたソリューション提供を継続する。

 YSADは1999年10月、紙・パルプ、繊維、フィルムなどの産業用ドライブシステム事業での市場シェア拡大を目的として、シーメンスのオートメーション&ドライブ部門と安川電機の合弁会社として設立された。

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