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iOS用フィジカルコンピューティングツールキットの最新版を発売組み込み開発ニュース

ユカイ工学は、iOS用フィジカル・コンピューティングツールキットの最新版「konashi3.0」を発売した。従来のJavaScriptでの開発に加え、DAC(D-Aコンバーター)機能を追加した。

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iOS用フィジカルコンピューティングツールキット「konashi3.0」 出典:ユカイ工学

 ユカイ工学は2018年6月15日、iOS用フィジカルコンピューティングツールキットの最新版「konashi(こなし)3.0」を発表した。スマートフォン、タブレット端末からアプリで操作できる。価格は3980円(税別)で、同月より販売を開始する。

 konashiは、iPhoneやiPadから簡単にハードウェアにアクセスできる開発環境を提供し、ソフトウェアエンジニアなどの開発者が容易にプロトタイピングを行うことができる。同社が提供するライブラリを利用し、iPhoneやAndroidなどの開発環境から開発が行え、マイコン側のファームウェア開発は必要としない。

 最新版では、従来のJavaScriptでの開発に加え、DAC(D-Aコンバーター)機能を追加。GPIOピンは6本から8本に、PWM出力のピン数は3本から8本に増加した。接続性を強化し、BLEの電波強度を0dBmから3dBmに向上させた。また、FCC規格に対応したことで、アメリカでも使用できる。現行版のkonashi 2.0とは、ファームウェアおよびハードウェアでの互換性を確保している。

 サイズは35×52×12mmで、マクニカのBLEプロトタイピングキット「Koshian 3.0」に搭載する。通信インタフェースは、I2C、UART、SPI、PWM、GPIO、A/D、D/A、SPIに対応している。

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