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「自然に会話する家庭用ロボット」目指し、ユカイ工学とATRが共同開発
「BOCCO」のユカイ工学と国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が共同で、「自然な会話を実現する家庭内ロボット」を開発する。「意味やニュアンス、感情を含んだ対話」の実現を目指す。
ユカイ工学と国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が共同で、「自然な会話を実現する家庭内ロボット」を開発する。
ATRが有する音環境知能技術をユカイ工学の「BOCCO」に応用することで、家族間のコミュニケーションを充実させるとともに、コミュニケーションロボット向けの基板技術をモジュール化し、広く提供することを目指す。
ATRの研究する音環境知能技術は3次元空間での音源推定や、会話中のニュアンスや感情を伝えるパラ言語(paralanguage)まで及んでおり、この技術をコミュニケーションロボットに実装することで、「意味やニュアンス、感情を含んだ対話」を人とロボットの間で行い、さまざまなサービスの実現につなげる狙い。
この開発に際してユカイ工学は、日本ベンチャーキャピタル(NVCC)の設立したファンド「けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合」より1億円の出資を得ている。
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