AIやIoT技術を用いて、多様な情報や知識を利活用する新サービス群:製造マネジメントニュース
富士ゼロックスは、AIやIoT技術を用いて、多様な情報や知識を利活用できるようにする新サービス群について発表した。繰り返し作業からの解放や有益な情報の収集、解析手法を提供することで、企業の競争力強化を支援する。
富士ゼロックスは2018年3月7日、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)技術を用いて、多様な情報や知識を利活用できるようにする新サービス群について発表した。サービスは同年4月から順次提供していく。
同社では、新たな価値を提供する戦略として「Smart Work Innovation」を策定。AIやIoT、IoH(Internet of Humans)技術を活用して、現場での繰り返し作業をはじめとするさまざまな制約をなくしていく。これに加え、セキュアな情報流通環境、創造的な働き方への変革に向けた有益な情報の収集、解析手法を提供し、企業の競争力強化を支援する。
具体的なサービス内容としては、人の視覚情報処理の仕組みを利用したAIモデルによって手書き帳票などをコンピュータ処理向けに変換する「高精度データエントリーサービス」や、図面中の任意文字列を独自のレイアウト解析、文字認識技術によって抽出する「図面情報抽出サービス」がある。
また、「専門知識体系化サービス」は、複数の文書中の語句を独自の自然言語処理技術で抽出し、関連性からひも付けてオントロジーとして体系化する。同社の事例では、同サービスで熟練者の作業時間が80%削減している。
他に、オフィスやクラウド、モバイルを統合したセキュアなネットワーク環境を高速で安定した閉域網として提供する「クラウドセキュリティサービス」、定量化が難しかった人同士のコミュニケーション状況やワーカーの行動・状態を可視化・分析して、働き方改革の施策立案や効果測定に役立てる「行動分析最適化サービス」がある。
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