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鹿児島に新工場棟を建設、セラミックパッケージなどの生産体制を強化:工場ニュース
京セラは、鹿児島川内工場に新工場棟を建設する。SMDセラミックパッケージ、CMOSセンサー用セラミックパッケージなどの生産体制を強化し、将来的に生産能力を現状の約25%アップする計画だ。
京セラは2018年3月2日、鹿児島川内工場に新工場棟(20工場)を建設すると発表した。投資総額は約55億円で、建築面積は8235m2(鉄骨、6階建)。地元の薩摩川内市と立地協定を締結し、同年4月より新工場棟の建設を開始する予定だ。
新工場棟の建設は、セラミックパッケージなどの増産に伴う生産スペースの確保が目的だ。2019年8月より、SMD(電子部品用表面実装)セラミックパッケージ、CMOSセンサー用セラミックパッケージなどの生産を順次開始し、将来的には、これらの生産能力を現状の約25%アップする計画だ。また、セラミックパッケージ以外の製品についても、市場状況を見ながら同工場棟での増産を検討する。
1969年操業の同社川内工場は、創業当初からセラミックパッケージの生産を行ってきた。IoT(モノのインターネット)の進展に伴うビッグデータ、AI(人工知能)の活用など、今後のエレクトロニクス産業の成長を見込み、新工場棟では、SMDセラミックパッケージやCMOSセンサー用セラミックパッケージの増産に加え、成長が期待される車載や医療向けのパッケージなどの生産にも対応していく。
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