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梱包設計に関する記事3選メカ設計メルマガ 編集後記

今回はメカ設計フォーラムの梱包設計に関する記事を紹介します。

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 この記事は、2018年3月13日発行の「メカ設計 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

梱包設計に関する記事3選

 製品のメカ設計が仕上がってくると、並行して進んでいる試作の梱包に製品の試作品を入れて落下試験をします。メカ設計担当は、梱包設計の担当と一緒に、面から、角から、稜から……さまざまな角度から落として検証していきます。時には振動試験機で揺さぶったりもしますね。執務室でCADにへばりつく時間が続くと、実験室に移動して手を動かして実験するのも気分転換になったりもするものです(さらなるストレスの元を持ち帰る原因になることもあるわけですが……)。

 メカ設計フォーラムにも数は少ないのですが、梱包設計に関する記事があるので、今回は紹介したいと思います。

段ボールの設計も3次元化が進んでるんですって!

 ファブレスメーカーのママさん設計者・藤崎淳子さんの連載。さまざまな技術のモノづくりの現場(工場)を取材しながら、加工技術について分かりやすく紹介しています。この記事は、梱包資材を設計・製造するメーカーを取り上げています。梱包設計は2次元であることがまだ多い世界ではあるものの、3次元化は進んできています。中信紙工さんもその1社。3D CADを導入したことで、作れる製品の幅が広がったということです。3Dスキャナーのデータによる製作事例も出てきます。

“捨てるために作る”モノづくり、世界中に正しく届けるための工夫

 せっかく製品ができても、それを世の中に送り届けなければなりません。もちろん裸でぽいっと売るわけにはいきません。「モノを送り届ける」というのは大変なこと。京セラドキュメントソリューションズは安全にモノを運ぶだけではなく、環境配慮の取り組みまで行っています。この記事でも言っているのですが、梱包材は人の手に製品が届けば不要になってしまうんですよね(後で売るために取っておく人もいるとは思うんですけど……)。安全に届けるためにしっかり養生しようとすると梱包材は増えますが、ユーザーにとってはごみが増えるだけだったり……。同社では3D CADを梱包設計でも導入したことで、メカ設計側との連携を取りながら、無駄な梱包を減らして、効率的な設計ができているということです。

若手エンジニアたった1人のメーカー経営(後編)

 今や「1人家電メーカー」でたくさんの人に知られるビーサイズ、八木啓太さんの記事です。エレメカソフトの設計から販売まで全てを一人でこなしていたことから、そんな通り名が付いた八木さん。「全部一人でやる」、ということは、梱包設計も自分でやるということです。大きなメーカーだと、メカと梱包は部署も違って担当さんも違います。八木さん自身もメーカー時代では自分でやったことがない部分だったようです。それで、あのハイセンスな梱包……、本当に脱帽です。


 梱包といえば……、個人的に、どうにかしてほしいのはアマゾンの梱包です……。改善はされてきているようなのですが、すごく小さい製品なのに、その10倍以上のサイズの大きな箱に入ってくることは今もよくあります。「プチプチに包んで小さい袋に入れてよこせ!」と言いたくなります(そうなってくる場合もありますが)。スマホからのワンクリックで、都内だと早くて当日に届くことすらあり、とても便利なのですが、たまっていく段ボールにはいつもうんざりします。今後、もっと変わっていってほしいです。

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