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最大可搬質量をX軸20kg、Y軸15kgに増加した多機能型卓上ロボットFAニュース

蛇の目ミシン工業は、多機能型卓上ロボット「JR3000」シリーズの高可搬仕様を発売した。最大可搬質量をX軸20kg、Y軸15kgに増加し、電源遮断時にZ軸の落下を防止するブレーキや、LAN、USBメモリポートを標準装備している。

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 蛇の目ミシン工業は2017年12月14日、多機能型卓上ロボット「JR3000」シリーズの高可搬仕様を発売した。動作範囲(X×Y×Z軸)300×320×150mmの「JR3303F」と400×400×150mmの「JR3403F」の2タイプで、価格はオープン。初年度の販売目標台数は70台だ。

 新製品では、X軸(ワーク側)の最大可搬質量が従来機種の15kgから20kgに、Y軸(ツール側)が7kgから15kgに増加した。また、電源遮断時にZ軸の落下を防止するブレーキや、LAN、USBメモリポートを標準装備し、ティーチングペンダントは11種類の言語に対応する。

 ソフトウェアは、操作が容易な塗布作業専用のシステムソフト、または汎用性のある標準システムソフトから選択可能。オプションで、補助軸機能やオリジナルソフトウェア「JR C-Points II」を用意する。

 近年、塗布作業に使われる卓上ロボットでは、2種の液剤を混合しながらの塗布やホットメルト接着剤の塗布が可能な、質量の大きい塗布装置を搭載したいとのニーズが高まっていた。さらに可搬質量の増加により、複数のツールやワークを同時に搭載・設置可能になることで、作業時間の短縮や設備費用削減も期待できる。

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「JR3303F」(左)と「JR3403F」(右) 出典:蛇の目ミシン工業

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