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消費電力が従来比8分の1のAIサーバを米国ベンチャーと開発へ人工知能ニュース

ソシオネクストは、AIプロセッサを開発する米Gyrfalcon Technologyと、AI分野でのソリューション開発と提供において戦略的パートナーシップを締結した。コンパクトで低消費電力のAIシステムの提供を目指す。

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 ソシオネクストは2017年12月20日、米Gyrfalcon TechnologyとAI(人工知能)分野でのソリューション開発と提供において戦略的パートナーシップを締結したと発表した。Gyrfalcon Technology独自のAIアクセラレータと、ソシオネクストの高効率・並列処理プロセッサの連携により、監視システムやライブ映像配信などでの画像の分析・認識やセグメンテーションを低消費電力で実現する。

 Gyrfalcon Technologyは、シリコンバレーを拠点として2017年2月に設立された新しい企業。超低消費電力、大規模並列処理を特徴とするAIアクセラレータチップ製品群を開発している。ソシオネクストは、高効率・並列処理マルチコアプロセッサ「SynQuacer SC2A11」により、サーバ機能を提供している。

 今回、両社の技術融合により、これまでは大規模なシステムが必要だったAIサービスを、コンパクトかつ低消費電力で実現するAIサーバソリューションを開発した。現在の標準的な構成のシステムと比べ、約8分の1の消費電力で同等の性能を達成する。

 ソシオネクストでは、協業によって実現するこれらのAI機能を搭載した製品を2018年3月に発売する予定。既に、トルコのエレクトロニクスメーカーBilkonが提供する公共機関向け監視システムの画像認識処理への導入が決定しており、両社は協力してグローバル市場での拡大を目指す。

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