ガレッジニア部門が初開催、マイクスタンドまでスマート化?〜ETロボコン2017チャンピオンシップ大会〜:ETロボコン2017(4/4 ページ)
2017年のETロボコンでは、新競技となる「ガレッジニア部門」が開催された。デベロッパー部門のアドバンストクラスも、後半のゲーム競技の難易度が上がり、新ボーナス「韋駄天」が追加されるなど大きな変更が行われた。本稿では、ガレッジニア部門とアドバンストクラスを中心に、各チームの奮戦を動画とともに紹介する。
2018年はゲーム競技の大幅な変更も?
しかしゲームの難易度が上がったという事情があるにしろ、クリアできたチームがかなり少なかったのはやや残念なところだ。Lコースで図形の作成に成功したのは4チームだけ。Rコースでブロックを8つ全て動かすことができたのはたった3チーム。全く得点できなかったチームも多かった。
表彰式において、ETロボコン実行委員長の星光行氏が総評をコメント。この結果では、「アドバンストクラスは正直寂しかった。もっと頑張って欲しかった」と、辛口な評価にならざるを得なかったが、2018年に向けて各チームの奮起を期待したいところだ。
なお、2018年の大会については、プライマリークラス/アドバンストクラスとも、走行体が変わるということが明らかにされた。現在の走行体で使われているタイヤが販売終了となり、入手が難しいことが理由。2018年からはこれまでより大きなタイヤを使うしかないが、同じ制御角でも移動距離が大きくなってしまうため、細かい制御が難しくなるそうだ。
会場では、試作した走行体によるデモ走行が披露されたが、この姿は決定ではなく、まだ変更される可能性があるとのことだ。
一方、アドバンストクラスの競技内容についても、大きく変わる模様だ。ETロボコン技術委員長の江口亨氏によれば、「ブロック並べもET相撲も、2017年でいったん終わる形で考えている」とのことで、2018年はまた新しい仕掛けの競技が楽しめそうだ。
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