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ミッションクリティカル領域でのAIサービスの技術協業に合意製造マネジメントニュース

東芝デジタルソリューションズと米デルテクノロジーズは、ミッションクリティカル領域でのAIサービスについて技術協業することに合意した。

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 東芝デジタルソリューションズは2017年11月9日、米デルテクノロジーズと、ミッションクリティカル領域でのAI(人工知能)サービスについて技術協業することに合意したと発表した。

 今回の協業で両社は、デルテクノロジーズ傘下のDell EMCのサーバ、ストレージ、Virtustreamのクラウド技術で構成される環境上に、東芝アナリティクスAI「SATLYS(サトリス)」の実行環境を構築する。予防保全や防犯、防災、輸送品質向上といったミッションクリティカルな領域では、所定の性能や機能の継続的な維持が求められるが、同領域でのAIサービスに求められる性能や機能について、この実行環境で開発・評価を実施する。

 Dell EMCとVirtustreamの技術は、IT基盤として、クラウドやアナリティクス、SDDC(仮想化されたインフラストラクチャをサービスとして提供するデータセンター)などに適している。SATLYSは、東芝デジタルソリューションズが同年10月30日に発表したAIサービスで、検査データ、センサーデータなどの解析ソリューションを提供し、高精度な識別や予測、要因推定、異常や故障予兆の検知などを可能にする。

 産業IoT(モノのインターネット)では、広くAIが活用されている。特に、ミッションクリティカルな領域では、実行環境として信頼性が高く、システム停止が起こりにくく、セキュリティ性に優れた環境が必要となる。両社は、それぞれの事業分野でミッションクリティカルな領域に適用可能なAIサービスの新たな事業拡大を図る。

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