ニュース
新たな価値や技術創出に向け、福岡に共創の場を開設:ベンチャーニュース
パナソニックは、共創によって新たな価値や商品、技術を創出することを目的とした施設「Panasonic Laboratory Fukuoka」を開設した。
パナソニックは2017年10月3日、共創によって新たな価値や商品、技術を創出することを目的とした施設「Panasonic Laboratory Fukuoka」(PLF)を、開設すると発表した。
PLFは、同社の福岡事業場構内(福岡市博多区)に開設。延床面積は合計約350m2(約106坪)だ。同様の目的で既に開設されている大阪の「Wonder LAB Osaka」、東京の「Panasonic Laboratory Tokyo」に続く国内3拠点目の施設となる。
PLFは「人と人、技術と技術、想いと想いが入り交じり、新しい価値に織り上げる“織りなすラボ”」をコンセプトとし、福岡発の新しい価値や商品、技術の創出を目指して活動を進める。
施設内には、必要な機材が気軽に使える「試作室」や、小さなテーブルを組み替えてさまざまな用途に使える「スターテーブル」、最新技術や製品の展示などに活用できる「ブックシェルフ」、その他ミーティングスペースやカフェカウンター、ラウンジなどが用意されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- トヨタの国内販売はオープンイノベーションで“ReBORN”できるのか
トヨタ自動車がオープンイノベーションプログラム「TOYOTA NEXT」を開始する。5つの募集テーマに沿う新たなサービスの提案を、トヨタ自動車以外の企業や研究機関、個人などから募り、選考を経た上で、オープンイノベーションで求められる“共創”の視点に立って共同で開発を行う。 - オープンイノベーションとはいうけれど、大手と組んで秘密は守れる?
オープンイノベーションやコラボレーションなど、社外の力を活用したモノづくりが、かつてないほど広がりを見せています。中小製造業やモノづくりベンチャーでも「大手製造業と手を組む」ことは身近になってきました。でも、ちょっと待ってください。その取引は本当に安全ですか。本連載では「正しい秘密保持契約(NDA)の結び方」を解説していきます。 - 富士通がオープンイノベーションに取り組む理由 (前編)
モノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から、モノづくりのヒントが満載のトピックスを紹介する「zenmono通信」。今回は富士通で「あしたのコミュニティーラボ」などの活動に取り組んでいる柴崎辰彦さんにお話を伺った。 - IoTの命運は中小製造業の手に、チャンスの前髪をつかめるか
2016年は製造業にとってIoTの活用が身近になった1年だった。しかし、その流れに取り残されていることが懸念されているのが、中小製造業である。ただ、製造業がIoTで「つながる世界」の価値を得るためには中小製造業の活用が必須である。2017年はどこまで中小製造業を巻き込めるかという点がIoTの成否を分ける。 - 中小製造業がIoTをバリバリ使いこなせるツール、106件が選定
経済産業省およびロボット革命イニシアティブ協議会は2016年7月27〜8月26日にかけて募集していた「中堅・中小製造業向けIoTツール募集イベント」の結果を発表。106件のツールを認定し「スマートものづくり応援ツール」として展開を進めていく。