ニュース
東京エレクトロン デバイスがQNXを販売、BlackBerryと代理店契約を締結:組み込み開発ニュース
東京エレクトロン デバイスは、カナダのBlackBerryと販売代理店契約を締結した。BlackBerryの組み込みプラットフォーム「QNX Software Development Platform(SDP)7.0」を日本の製造業向けに提供する。
東京エレクトロン デバイスは2017年9月29日、カナダのBlackBerryと販売代理店契約を締結したと発表した。BlackBerryの組み込みプラットフォーム「QNX Software Development Platform(SDP)7.0」を日本の製造業向けに提供する。
QNX SDP 7.0は、QNX技術を基盤とした64ビットOS。医療機器や手術用ロボット、産業用コントローラ、高速鉄道のセーフティアプリケーションなどにおいて、セキュリティとパフォーマンスを向上する。
ARMv8とIntel x86-64アーキテクチャをサポートし、高いセキュリティ技術を組み込んだポリシー中心のセキュリティモデルを実装している。一般産業機器向け機能安全規格「IEC 61508 SIL 3」の認証を取得し、医療機器のソフトウェア開発と保守に関する安全規格「IEC 62304」に準拠した。
関連記事
- IoTのデータフローをノンプログラミングで開発、TEDがクラウドベースで環境提供
東京エレクトロンデバイスは、「第6回 IoT/M2M展」において、クラウドベースのIoT向けノンプログラミング開発環境「Connexon(コネクソン)」を展示した。現在、Webサイトで無料トライアルの申し込みを受付中で、同年6月から無料トライアルを開始する。 - 「Azure Certified for IoT」取得支援サービス、東京エレクトロン デバイスが開始
マイクロソフトのクラウド「Azure」へのIoTデバイス接続性を認証するプログラム「Azure Certified for IoT」の取得を支援するサービスを東京エレクトロン デバイスが開始した。 - 汎用Windowsタブレットを業務タブレットに、東京エレクトロン デバイスが提案
業務に使えるタブレットが欲しい。でも「産業用タブレット」は高い。Windows Embedded 8.1 Industry Pro for Tabletsを導入した汎用Windowsタブレットがその課題を解決する。 - NVIDIAの「TK1」上でADASのIPを動作、QNXは自動運転システム対応も視野に
QNXソフトウェアシステムズは、「オートモーティブワールド2016」において、同社のリアルタイムOS「QNX OS for Safety」とNVIDIAの組み込み開発キット「TK1」上で、先進運転支援システム(ADAS)のIPを動作させるデモンストレーションを披露した。 - QNXが組み込みソフト基盤を刷新、ディスプレイオーディオに最適な開発キットも
QNXソフトウェアシステムズは、組み込み機器向けソフトウェアプラットフォームの最新バージョン「QNX SDP 6.6」と、WebkitベースのHTML5レンダリングエンジンやスマートフォンとのマルチメディア連携機能を利用できる開発キット「QNX SDK for Apps and Media 1.0」を発表した。同キットは、ディスプレイオーディオの開発に最適だという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.