「Azure Certified for IoT」取得支援サービス、東京エレクトロン デバイスが開始
マイクロソフトのクラウド「Azure」へのIoTデバイス接続性を認証するプログラム「Azure Certified for IoT」の取得を支援するサービスを東京エレクトロン デバイスが開始した。
東京エレクトロン デバイスは2016年9月7日、マイクロソフトが提供するIoTデバイス認証プログラム「Azure Certified for IoTプログラム」の取得サポートサービスを提供開始した。
提供開始した「Azure Certified for IoT 取得支援ラボ」は、Azure Certified for IoTプログラムの取得に必要なAzureへの接続設定や設定作業を有償サポートする法人向けサービス。Azure IoT Device SDKが標準対応しているOSおよび開発言語を対象とした「基本サポートサービス」と、SDKが未対応の組み合わせを対象にした「カスタマイズサポートサービス」の2種類が提供され、基本サポートサービスの価格は36万円より(カスタマイズサポートサービスは個別見積もり)。
Azure Certified for IoTプログラムは、IoTデバイスとの接続に適したエンドポイントである「Azure IoT Hub」と接続できるデバイスであることをマイクロソフトが認証するプログラム。認証を得たデバイスはIoTデバイスとして「Azureへ接続する」「データをAzureへ送る」「データをAzureから受け取る」ことが保証されることになる。また、Azureへの接続が保証された製品として、マイクロソフトとの共同PRの機会も与えられる
日本マイクロソフトは2016年2月に、日本市場におけるIoT普及に向けたエコシステムを構築するため、IoTビジネスを推進する企業と「IoTビジネス共創ラボ」を発足させており、東京エレクトロン デバイスもその1社に含まれている。IoTビジネス共創ラボは2016年8月時点で177社まで加盟企業を増やしている。
東京エレクトロン デバイスでは本サービスの提供により、年内20社/30デバイスの認証を支援し、向こう3年間で1000社へのAzure IoTサービスの導入を目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ゲートウェイからドローンまでもがIoTデバイス、マイクロソフトが紹介するIoTの「幅広さ」と「接続性」
ESEC2016のマイクロソフトブースでは、クラウド(Azure)への接続性を認証するプログラムである「Microsoft Azure Certified for IoT」の説明に大きなスペースが割かれており、認証済み製品も多く紹介されている。 - IoT時代のビジネスに勝つため、組み込み機器で何ができるか
ESEC2016におけるマイクロソフトのテーマは、組み込みOS「Windows 10 IoT」と無償のクラウド認証プログラム「Microsoft Azure Certified for IoT」だ。IoT時代のビジネスに勝つために組み込み機器で何ができるか? - 「Windowsだから」を組み込みにも、空を飛ぶIoT Core
「Windows 10 IoT」を推進するマイクロソフトは、拡大が見込まれるIoT市場にWindowsとAzureの組み合わせを“Better together”として訴求する。