四輪独立駆動の電動SUVや「ハスラー」似のクロスオーバーワゴンを世界初公開:東京モーターショー 2017
スズキは「第45回東京モーターショー 2017」において、四輪独立駆動のコンパクトSUVやクロスオーバーワゴンなど四輪車20台、二輪車9台を出展する。
スズキは2017年9月22日、「第45回東京モーターショー 2017」(プレスデー:10月25〜26日、一般公開日:10月28日〜11月5日)において、四輪独立駆動のコンパクトSUVやクロスオーバーワゴンなど四輪車20台、二輪車9台を出展すると発表した。
「“ワクワク”を、誰でも、どこへでも」をテーマに、次の100年に向けた製品開発や技術開発に対する取り組みを披露する。未来のコンパクトSUVとして世界初公開するのは、四輪独立駆動のコンパクトSUV「e-SURVIVOR(イー・サバイバー)」だ。「ジムニー」や「エスクード」が持つスズキのコンパクトSUVの魅力を継承させたモデルで、ラダーフレームと軽量小型ボディーによる走破性に電動化技術を組み合わせて新たな4WDの可能性を提案する。
ワゴンとSUVのクロスオーバー車である「XBEE(クロスビー)」も世界初公開となる。取り回しの良いコンパクトサイズに、クラスを超えた広い室内空間を持つワゴンパッケージと、ラフロードに対する走破性や機能性を両立させた。SUVらしい力強さとたくましさ、個性も表現するデザインとした。
クロスビーの派生モデルとして、アウトドア向けの「XBEE OUTDOOR ADVENTURE(クロスビー アウトドア アドベンチャー)」と街乗りを意識した個性的な「XBEE STREET ADVENTURE(クロスビー ストリート アドベンチャー)」も併せて展示する。
この他にも、軽ハイトワゴンの「SPACIA CONCEPT(スペーシア コンセプト)」「SPACIA CUSTOM CONCEPT(スペーシア カスタム コンセプト)」や、軽トラックを荷台に見立てて日本全国で開催する朝市「軽トラ市」への出店を想定した「キャリイ」のコンセプトモデルも出展する。スペーシアは2013年2月に発売して以来、全面改良は実施していない。
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