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初の「日本式ものづくり学校」をインドで開校:製造マネジメントニュース
ヤマハ発動機は、インドのチェンナイ工場内に日本式ものづくり学校「ヤマハNTTFトレーニングセンター」を開校した。日本式ものづくり学校は日本式の技能や規律をインドに定着させる技能移転推進プログラムの1つで、同センターが1校目となる。
ヤマハ発動機は2017年7月24日、インドの現地法人インディア・ヤマハ・モーターのチェンナイ工場内に、日本式ものづくり学校「ヤマハNTTFトレーニングセンター(YNTC)」を開校したと発表した。
日印両政府および日本企業の官民で進める技能移転推進プログラムは、製造現場での日本式の技能や規律をインドに定着させることを目的とする。日本式ものづくり学校は同プログラムの1つで、YNTCはその1校目となる。日印両政府は、10年間で3万人の日本式ものづくり人材の育成を目指す。
同月21日に開校したYNTCには、第1期生として18〜21歳の生徒(定員40人)が入校した。彼らは4年間を通して、二輪車の組み立てや部品管理、塗装、溶接、鋳造、機械加工(アルミ、鉄)、品質管理、一般技術の9工程で日本式ものづくりを学ぶ。
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