MONOist10周年、製造業エンジニアと一緒に作り上げてきた10年、これからも:MONOist編集部から(3/4 ページ)
2007年8月1日の誕生から、ついにMONOistは10周年を迎えました。本記事では、あらためて10年間支え続けていただきました読者や広告主の方々に感謝を述べるとともに、読者調査から振り返る10年前と現在の変化について紹介します。
読者の年齢層は高年齢化が進む
第1回の読者調査では、年齢層は20〜40代が全体の90%以上を占めており、最も多い年齢層は、30代で32.7%を占めています。また、20代の回答者も24.7%となっており、若い年齢層から支持を受けていたことが伺えます。
一方で、第9回調査では、20代の読者はわずか5.6%と減少。最大の読者層となったのは50代で33.4%となっています。40代も30.1%を占めており、40代、50代が最大のボリュームゾーンとなっているといえます。これには「製造マネジメント」などの管理層以上を対象とした記事などが増えてきたことなどが一因になっていると考察できます。
勤務地都道府県比率は近畿や中部が増加
第1回の読者調査では、東京都が全体の36.6%、神奈川県が12.9%と首都圏偏重の状況となっています。関東地方全域の比率は56.5%を占めました。近畿地方は11.9%となっています。もともと@ITが母体だったためIT企業が多く集まる関東地方の読者が中心となって始まったことが伺えます。
第9回の読者調査でも東京都の比率は29.7%を占めています。さらに、関東地方全域では比率は51.3%となり、比率は依然として高いままです。ただ、中部地方が18.5%、近畿地方が16.5%と、関東圏以外の地方比率が徐々に高まっている結果が10年前との違いといえるかもしれません。これは「オートモーティブ」フォーラムや「FA」フォーラムなどを新設し、市場の主要企業が各地方に存在する領域を取り込んできたことが要因だと考えられます。
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