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MONOist10周年、製造業エンジニアと一緒に作り上げてきた10年、これからもMONOist編集部から(2/4 ページ)

2007年8月1日の誕生から、ついにMONOistは10周年を迎えました。本記事では、あらためて10年間支え続けていただきました読者や広告主の方々に感謝を述べるとともに、読者調査から振り返る10年前と現在の変化について紹介します。

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10年前のMONOist、現在のMONOist

 ここからは、MONOistの過去と現在を示すものとして、2008年1〜2月に実施した第1回読者調査と2017年6月に実施した第9回読者調査の内容を比較していきます。ちなみにアンケートの有効回答数は2008年が101で、2017年が696となっております。

業種は多様化が進む

 第1回の読者調査では、「製造業」の比率が51%を占めました。ただ、もともと@ITから派生したメディアであることから、「SIおよびソフトウェア開発業」を含む「情報サービス関係」の比率が38.6%と非常に多かったことが特徴的です。

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2008年の第1回調査における業種(クリックで拡大)出典:MONOist

 第9回の読者調査では、「製造業」は58.6%と増加しました。一方で、「情報サービス関係」の業種比率が17.0%と低下しています。代わりに「サービス業」や「小売業」「建設業」など「その他の業種」の比率が22.6%と伸びています。製造業を含む業種のボーダーレス化が進み、幅広い業種の読者を獲得してきたといえそうです。

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2017年の第9回調査における業種(クリックで拡大)出典:MONOist

職種については大きな変化なし、生産技術系読者が増加

 第1回の読者調査では、最も多かった職種としては「研究・開発部門」で33.7%を占めました。次いで「組み込み開発(ソフト/ハード)」(29.7%)、「情報システム構築・管理」(22.8%)、「製品企画」(16.8%)となっています。 

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2008年の第1回調査における職種(クリックで拡大)出典:MONOist

 職種については、第9回の読者調査でもそれほど大きな変化は見られませんでした。最も大きかった回答は「モノづくり関連(開発)」で17.8%となりました。「モノづくり関連(研究)」(4.7%)と合わせると、22.5%となります。次いで多かったのが「情報システム関連」で15.5%となりました。また「モノづくり関連(製造・生産技術)」が8.5%と続いており、「FA」フォーラムの設立などで、製造系の比率が上がっていることがうかがえます。ちなみに、第9回の読者調査の数値が全般的に低いのは、第1回の読者調査が複数回答可となっているのに対し、第9回は単数回答となっているためです。

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2017年の第9回調査における職種(クリックで拡大)出典:MONOist

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