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深層学習プログラム開発用のコアライブラリをオープンソース化人工知能ニュース

ソニーは、ディープラーニングのプログラム開発を支援する「コアライブラリ:Neural Network Libraries」をオープンソース化した。一連の開発工程を効率的にする同ソフトウェアは、機能追加や移植が容易な設計になっている。

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 ソニーは2017年6月27日、ディープラーニング(深層学習)プログラムの開発を支援するソフトウェア「コアライブラリ:Neural Network Libraries」をオープンソース化したと発表した。利用者は、無償で公開される同ライブラリを用いてディープラーニングプログラムを開発し、製品やサービスへ搭載できる。

「Neural Network Libraries」のWebサイト
「Neural Network Libraries」のWebサイト(クリックでWebサイトへ)

 ディープラーニングは、人間の脳を模倣したニューラルネットワークを用いる機械学習法の1つ。画像認識や音声認識をはじめ、幅広く応用されている。

 ディープラーニングプログラムの開発では、開発者は画像認識や音声認識など目的に応じたニューラルネットワークを構築する。次に、性能向上のために試行錯誤を繰り返してニューラルネットワークを最適化し、その後、そのニューラルネットワークを製品やサービスに搭載するという工程を踏む。

 同ライブラリは、これら一連の工程を効率的にするソフトウェアだ。コアはプログラミング言語C++11で記述され、LinuxやWindowsなど多くのプラットフォーム上で動作する。開発者用のプログラミング言語として、Pythonをサポート。NVIDIAのGPUに対応し、ニューラルネットワークの学習を最速クラスのスピードで実行する。

 また、関数ブロックや最適化モジュールなど新たな機能が必要になった場合に、容易に機能追加ができる。スマートフォンやIoT(モノのインターネット)デバイスといった新しいハードウェアへの移植もしやすい設計となっている。

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