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PLMを低コストで導入できる業種別テンプレート製造ITニュース

NECは、製品技術情報を一元管理するPLMソリューション「Obbligato III」を短期間、低コスト、高品質で導入できる業種別PLMテンプレートを発売した。第1弾として、自動車部品業向けと産業機械業向けを提供する。

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 NECは2017年6月20日、製品技術情報を一元管理するPLM(Product Lifecycle Management)ソリューション「Obbligato III」を短期間、低コスト、高品質で導入できる業種別PLMテンプレートを発売した。第1弾として、自動車部品業向けを5000万円から、産業機械業向けを5500万円から(いずれも税別)提供し、今後3年間で60社への販売を目指す。

 Obbligato IIIは、設計図面や仕様書、部品表などの製品技術情報を一元的に管理するPLMソリューション。今回の新製品は、これまでObbligatoシリーズを約850社に導入してきた実績やノウハウを基に、業種ごとに特有の機能を体系化し、テンプレートとして提供する。あらかじめ定義された成果物を活用するため、カスタマイズにかかっていた期間やコスト削減につながるという。

 自動車部品業向けのPLMテンプレートでは、国内外の開発/生産拠点で部品構成表(BOM、Bill of Materials)を共有・活用するための「グローバル統合BOM」や、BOMと合わせ工程や設備に関する情報を標準化し工程設計を効率化する「工程・リソース管理」といった機能を提供。グローバル規模で品質トレーサビリティーを強化する。

 産業機械業向けのPLMテンプレートでは、標準開発や個別受注においてBOMの共有を促進する「統合BOM管理」、仕様とモジュールの関連性を可視化して見積もりや受注時のモジュール選定を効率化できる「製品定義管理」などのテンプレートを提供する。これらは営業から設計、生産までの業務をシームレスに連携し、リードタイムを短縮する。

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