IBMとボッシュが産業用IoTで提携、セキュアな環境を提供:製造マネジメントニュース
IBMとボッシュは、産業用IoT分野での提携を発表した。IBM BluemixとIBM Watson IoTプラットフォームを通じてBosch IoT Suiteを提供するサービスにより、顧客企業はセキュアな環境でIoTデバイスを効率的にアップデートできるようになる。
独Bosch(ボッシュ)は2017年2月16日(現地時間)、産業用IoT(モノのインターネット)分野で、米IBMと提携することを発表した。
ボッシュの「Bosch IoT Rollouts」は、デバイスを高度に管理し、クラウドベースでソフトウェアを更新するサービスだ。今回の提携により、アプリケーションを構築・管理・実行するためのプラットフォーム「IBM Bluemix」経由で同サービスを提供する他、IoT運用管理サービスの「IBM Watson IoT」プラットフォームと統合する。両社のユーザーは、IBMのクラウドを介して、プライバシーとセキュリティ保護が保証された環境でBosch IoT Rolloutsへのアクセスが可能になる。
さらに、カスタムアプリケーションの開発とランタイム目的のため、Bosch IoT SuiteのサービスをIBM BluemixとWatson IoTプラットフォームを通じて拡大していく。これによりIoTソリューションの開発者は、Watson IoTプラットフォームとシームレスに統合でき、迅速かつ容易なIoTソリューション開発が可能になるという。
例えば、自動車メーカーは整備工場を介さずに、数百万台規模の車両のソフトウェアを効率的かつセキュアに更新できる。白物家電を取り扱うメーカーでは、遠隔操作で機器に更新データを送り、ユーザーに最新ソフトを提供できる。
両社では今後、IoT関連団体での活動を通じ、さらにサービスを深化させていくとしている。
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