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ロボットやICTなどの実験機能を集約する新実験棟を建設:工場ニュース
IHIは、技術開発拠点である横浜事業所内に新たに実験棟を建設することを発表した。ICT・ロボティクス技術などの実験機能を集約することで、必要な機器や薬品などを一元管理し、効率かつ迅速な技術開発を進めていく。
IHIは2017年2月2日、神奈川県横浜市にある横浜事業所内の技術開発本部に、新たに実験棟を建設することを発表した。新実験棟は同年8月に着工し、2018年12月に竣工の予定。建築面積は3500m2で、延床面積は1万6000m2となる。
実験棟を新設する横浜事業所は、IHIグループの技術開発を担う中核拠点だ。敷地内には技術開発本部のあるエンジニアリングセンターの他、28の実験棟から成る実験場を有する。今回、そのうち10棟を解体し、地上5階建ての実験棟を新設する。さらに、実験場全体の配置を見直し、将来に向けた技術開発力を強化する狙いだ。
新実験棟には、ICT・ロボティクス技術、材料技術、制御・電機技術、水素・アンモニアバリューチェーンのコア技術などの実験機能を集約する。これらの実験に共通する分析機器やガス、薬品などの消耗品を集約・一元管理し、ICT技術を活用したスマートラボラトリー化などに取り組み、効率かつ迅速な技術開発を進めていく。
社外のパートナーや顧客と共同研究するための空間や、製品展示やデモが可能なエリアも設置する。同社は2014年10月に同事業所内に「IHIつなぐラボ」を開設し、オープンイノベーションの促進に注力している。新実験棟は、この取り組みをさらに加速させる役割も担う。
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