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CIPプロジェクトに参画し、産業機器のスマート化を支援:組み込み開発ニュース
ルネサス エレクトロニクスは、産業グレードのオープンソースソフトウェア基盤を提供するCIPプロジェクトへ参画した。今後、産業用組み込みプラットフォームにLinuxを展開し、長期間運用できる信頼性の高い産業機器の開発を支援していく。
ルネサス エレクトロニクスは2017年2月16日、社会インフラ向けに産業グレードのオープンソースソフトウェア(OSS)基盤を提供するCivil Infrastructure Platform(CIP)プロジェクトへ参画したと発表した。
IoT(モノのインターネット)やインダストリー4.0などにより、産業分野向けの機器に、ネットワークやマルチメディアへの対応機能を搭載する動きが拡大している。それに伴い、これらの機能を活用できるLinuxへの移行を検討するユーザーが増加しているが、産業分野では機器の導入から10年以上の長期運用が多いため、信頼性が高くセキュリティが強固で、長期サポートを提供できるOSS基盤が必要となる。
こうしたニーズに対応するために発足したのが、CIPプロジェクトだ。同プロジェクトに、半導体メーカーである同社が参加することで、ユーザーは産業機器向け特有の、信頼性やリアルタイム性を向上させるための開発がしやすくなり、メンテナンス作業などの負担を大幅に軽減できる。
同社は今後、「RZ/G」シリーズをはじめとする産業用組み込みプラットフォームに、プロジェクトの成果となる産業グレードのLinuxを展開し、信頼性の高い産業機器の早期開発を支援していく。
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