パブリッククラウドを活用したIoTプラットフォームサービスを提供:製造ITニュース
NECネッツエスアイとFIXERは、Microsoft Azureを活用した「IoTプラットフォームサービス on Azure」を共同開発し、Azureにインターネットを介さず閉域接続できるサービスとパッケージ化して提供すると発表した。
NECネッツエスアイとFIXERは2017年1月26日、Microsoft Azureを活用した「IoTプラットフォームサービス on Azure」を共同開発し、同年4月より提供を開始すると発表した。
同サービスは、Microsoft AzureのPaaS(Platform as a Service)機能を利用し、IoT(モノのインターネット)に必要なデータ収集から蓄積、見える化までの基本機能を提供するものだ。
Microsoft Azureの運用を24時間365日監視するFIXERのサービス「cloud.config」によって稼働を監視し、プラットフォームの安定性を確保する。また、データ活用のための分析/解析、AI/機械学習機能などを顧客のニーズに合わせてデザインし、機能拡張できるオプションもそろえた。
参考価格は、500デバイスまでの「Entry」が月額8万円から、1000デバイスまでの「Standard」が月額12万円から、1万デバイスまでの「Advance」が月額40万円からとなる(1デバイスの送信回数が1回/分、1回あたりの最大データ送信容量1MB、イベント取得とデータ保存、標準監視サービスという仕様の場合)。
同サービスと同時に、Microsoft Azureにインターネットを介さず閉域接続できるオプションサービス「ネッツワイヤレス ダイレクトアクセス for Azure」も開始する。Microsoft Azure上のパブリックサービス(PaaS)との閉域接続のみとなるが、今後プライベート環境(IaaS)の閉域接続にも対応する予定。料金はモバイル回線単位のオプション課金で、パブリック(PaaS)アクセスが1回線あたり300円(税別)から。プライベート(IaaS)アクセスは個別見積もりとなっている。
両社は、これらのサービスをパッケージ化して提供する。これによりユーザーは、モバイル回線からシステム運用までを一貫して利用でき、Microsoft Azure上でのPoC(Proof of Concept)環境の構築、評価などを手軽に実施できる。
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