ニュース
組み込み機器に適したビットマップフォントの定額ライセンスサービス:組み込み開発ニュース
ダイナコムウェアは、組み込み機器に適したビットマップフォントを定額で使用できる年間ライセンスサービス「DigiType BMP」の販売を開始する。定額のライセンス費用で、ビットマップフォントを無制限に使用できる。
ダイナコムウェアは2017年1月12日、組み込み機器に適したビットマップフォントを定額で使用できる年間ライセンスサービス「DigiType BMP(デジタイプ・ビーエムピー)」の販売を開始すると発表した。
DigiType BMPは、必要に応じてビットマップフォントを入手できる定額のライセンスサービスだ。費用は組み込み機器1機種ごとで、年間のライセンス費用でビットマップフォントを無制限に使用できる。
同サービスでは、データサイズが小さいバイナリデータ形式でビットマップフォントが出力できる。書体パックの中から自由に書体デザインを選択して、「必要な文字セット」「文字サイズ」「階調」が設定できる。別ファイルの文字情報との連携により、プロポーショナル対応も可能だ。
使用手順は、まずDigiType BMPをPCにインストール後、書体・サイズ・階調などの情報をDigiType BMPでビットマップフォント出力する。出力したバイナリデータを実機に搭載する。
動作環境は、Windows Vista(Service Pack 2以上)/7(Service Pack 1以上)/8.1/10の日本語版。対応文字範囲は、JIS2004字形日本語でMicrosoft標準キャラクタセットに準拠している。今後はさらに「デザイン性豊かな書体」「多言語」「記号」などを追加する予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- FA用多機能機をワンチップで実現、アクセル「AG903」をデモ
ET2015のアクセルブースでは組み込みグラフィックスLSI「AG903」のデモが行われている。協業各社による開発環境も紹介されており、実用に向けての準備が整っていることをうかがわせる。 - アットマークテクノ、多言語対応組み込みフォントをArmadillo向けに提供
アットマークテクノは組み込みプラットホーム「Armadillo」がダイナコムウェアの多言語対応組み込みフォント「Embedded DynaFont」に対応したと発表した。両社は対応フォントセット「Embedded DynaFont for Armadillo」を発売する。 - i.MX 6ULプロセッサをベースとした2つの開発キットを発表
NXP Semiconductorsは、i.MX 6UltraLiteアプリケーション・プロセッサをベースとしたSOMとベースボードで構成される2つの開発キットを発表した。 - 組み込みLinuxの開発を支援するオープンソースプロジェクトに加入
リネオソリューションズは、組み込みLinuxの開発を支援するオープンソースプロジェクト「Yocto Project」に参加する。今後、Yocto Projectを周知する活動を進め、製品開発をさらに加速させる。 - HDMI規格の最新版「バージョン2.1」を発表
米HDMI Forumは、HDMI規格の最新版となる「バージョン2.1」を発表した。従来の規格と後方互換性を持ちながら、48Gケーブルによってより高い動画解像度を提供。ダイナミックHDR、eARC、ゲームモードVRRなどの機能が充実した。