ニュース
音響通信制御ロボットによる外国語の劇場案内サービスを開始:ロボット開発ニュース
明治座、シャープ、リコー、エヴィクサーは、コミュニケ―ションロボットによるガイドサービスを明治座館内で開始する。「人の耳には聞こえない音」をロボットが取得し、公演の内容や館内設備を観光客に外国語で案内するサービスとなる。
シャープは2017年1月10日、明治座、リコー、エヴィクサーと共同で、ロボットによる外国語ガイドサービスを開始することを発表した。非可聴音を用いて、コミュニケ―ションロボットが外国語で観光客を案内するのは日本初だという。
同サービスは、明治座のインバウンド(訪日旅行)向け公演「SAKURA―JAPAN IN THE BOX―」(SAKURA)を観劇する訪日外国人に、コミュニケ―ションロボットRoBoHoN(ロボホン)が外国語でSAKURAの内容や明治座の歴史、明治座館内で販売される土産や館内設備を案内するものだ。明治座館内で2017年1月16日よりサービスを開始している。
ロボホンは館内のブースで、公演のプロモーションビデオに同期してプレゼンテーションをする。また、ロボホンが館内の随所に配置された音波ビーコンから発せられる非可聴音(人の耳には聞こえない透かし音)を取得すると、その位置が高精度に測位できる。これにより、来場者がロボホンを持って館内を歩くと、ロボホンが店舗や設備など場所に対応した説明をする仕組みになっている。
関連記事
- Pepper警部(ロボット)が平和を守る
昭和生まれにしか通じない。 - フラワー・ロボティクス、「RoboCup 2015」のグローバルパートナーに
フラワー・ロボティクスは2015年7月に中国にて開催される「RoboCup 2015 International Competition & Symposium」のグローバルパートナーに就任した。また、今大会より新設されるデザインアワードのサポートもあわせて行う。 - 「地球はまるで青色LEDみたいだった」、ロボット宇宙飛行士「KIROBO」が帰国
ISS(国際宇宙ステーション)に滞在していたロボット宇宙飛行士「KIROBO」が“帰国会見”を開催、帰還後の第一声は。 - 飛行音は隠せない! 空中音響技術でドローンを探知
沖電気工業(OKI)は、空中音響技術を応用して飛来するドローン(無人飛行機)を探知する「ドローン探知システム」を開発。2015年6月1日より販売を開始する。 - ドコモ「自然対話プラットフォーム」、 東京三菱UFJ銀行の店頭ロボットに
NTTドコモの「自然対話プラットフォーム」が三菱東京UFJ銀行の店頭ロボットに採用された。「しゃべってコンシェル」の技術を含むプラットフォームだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.