SECURITY SHOW 2015(2015年3月3日〜6日、東京ビッグサイト)のセントラル警備保障(CSP)ブースでは、ソフトバンクのロボット「Pepper」が同社警備員の姿で同社の取り組みを紹介している。
警備やインフォメーションへのロボットおよびロボット技術の投入は警備会社各社が以前より取り組んでおり、同社でも既に富士重工業と共同で清掃と警備をこなすロボットを実用化している他、ALSOKも最新型の自律走行型警備ロボットをSECURITY SHOW 2015に展示するなど、ロボットと警備は相性がよい組み合わせであるといえる。
今回CSPブースに展示されたPepperは「CSPの新人警備員として修行中」という設定で、まだ会社案内しかできないが、「さまざまな可能性がある」と担当者は語る。構造的に不審者への威嚇などには向かないものの、多機能ロボットとしては安価であり、アプリによる機能拡張も可能なことから、「ホームセキュリティロボットとして機能させることも可能だろう」(ブース担当者)としている。
現段階では「可能性の追求」という段階であり、CSPとして警備や見守り、インフォメーションなどの領域へPepperを導入するかどうかは未定だというが、「警備アプリを提供する」「専用アプリをインストールした状態でハードウェアと一緒に提供する」など、提供方法も含めてさまざまな検討を重ねていくとしている。
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