11年ぶりのフルモデルチェンジ、レクサスの新型「LS」がデトロイトで世界初公開:デトロイトモーターショー2017
トヨタ自動車は、「北米国際自動車ショー2017」において、LEXUSブランドのフラッグシップセダン「LS」の新モデルを世界初公開する。
トヨタ自動車は2016年12月9日、「北米国際自動車ショー2017」(一般公開日:2017年1月14〜22日、米国ミシガン州デトロイト)において、LEXUSブランドのフラッグシップセダン「LS」の新モデルを世界初公開すると発表した。
11年ぶりのフルモデルチェンジ
新型LSは、2017年春に発売予定の新型クーペ「LC」と同じプラットフォーム「Global Architecture-Luxury」(GA-L)を採用する。GA-Lプラットフォームは後輪駆動車向けに新開発されたもの。同プラットフォームを新型LSに先駆けて採用したLCでは、エンジンを前輪軸の後方に置き、乗員や重量物を重心近くの低い位置に下げ、重量配分のバランスを調整。走りの理想形に近いフロンドミッドシップのレイアウトを創造したとしている。
新型LSは、セダンとして十分な居住性を確保しながら斬新なクーペシルエットを両立させたとしている。その他にも、「フラッグシップにふさわしい先見的なテクノロジー」(トヨタ自動車)を採用した。
LSの前回のフルモデルチェンジは2006年9月で、約11年ぶりの全面改良となる。これまでは2012年10月の大幅改良におけるスピンドルグリルの採用の他、盗難防止機能の搭載、携帯電話からのドアロックなどリモート操作、車載情報機器の機能充実などを実施してきた。
LSの現行モデルは、ハイブリッドシステムを搭載した「LS600h」とロングホイールベースモデルの「LS600hL」、排気量4.6l(リットル)のV型8気筒ガソリンエンジンを搭載する「LS460」とロングホイールベースモデルの「LS460L」がある。
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