工場用IoTニーズに応え、EtherCATスレーブユニットなど5機種を拡充:FAニュース
コンテックは、M2M/IoTソリューション「CONPROSYS」の新製品として、産業用ネットワークEtherCATスレーブユニットと拡張用I/Oモジュール5種を発売した。
コンテックは2016年11月15日、M2M/IoT(モノのインターネット)ソリューション「CONPROSYS」の新製品として、産業用ネットワークEtherCATスレーブユニットと拡張用I/Oモジュール5種を発売した。価格は、EtherCATスレーブユニットがオープン、拡張用I/Oモジュールが2万2000円(税別)からとなる。
EtherCATスレーブユニット「CPS-ECS341-1-011」は、スタックした拡張用I/OモジュールをEtherCATのスレーブ機器として動作させることができる。必要な機能に合わせてスタックタイプモジュールを増設でき、接続したモジュールはどの接続位置でも着脱が可能だ。また、CoE(CANopen over EtherCAT)/FoE(File Access over EtherCAT)に対応。サイズは44.7×94.7×124.8mmで、動作確認用LEDを搭載し、各インタフェースの通信状況を目視で確認できる。
拡張用I/Oモジュールのラインアップは、リレー接点モジュール「CPS-RRY-4PCC」、カウンタモジュール「CPS-CNT-3202I」、アナログ入出力モジュール「CPS-AI-1608ALI」「CPS-AO-1604VLI」、デジタル入出力モジュール「CPS-DIO-0808RL」の5種となる。
CPS-RRY-4PCC/CPS-CNT-3202Iは、それぞれ独立のコモンリレー出力(c接点)4点、32ビットのアップダウンカウンタを2チャネル搭載。CPS-AI-1608ALI/CPS-AO-1604VLIは、16ビットの高精度バス絶縁型アナログ入出力で、CPS-DIO-0808RLは応答速度200μsecのフォトカプラ絶縁入力を8点搭載した。
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