スマートフォンでRFIDを一括管理できるアプリを開発:製造業IoT
トッパン・フォームズは、スマートフォンなどのスマートデバイスを用いて各種情報連携ができるRFID(無線通信による個体認識)アプリ「RFtouch」の提供を開始した。ネットワーク環境を利用して、管理システムへ1つのデバイスでアクセスできる。
トッパン・フォームズは2016年11月1日、スマートフォンなどのスマートデバイスを用いて各種情報連携ができるRFID(無線通信による個体認識)アプリケーションソフト「RFtouch(アールエフタッチ)」を発表した。11月から提供開始し、ICタグやシステム開発分を含め、2019年に5億円の売り上げを見込んでいる。
RFtouchはiOS対応アプリで、携帯性・操作性の良いiPhoneやiPodtouchなどのスマートデバイスと装着型リーダー・ライターを組み合わせて使用する。ICタグ情報の収集に加え、ネットワーク環境を利用して管理システムへ1つのデバイスでアクセスできる。端末が持つ通信機能により、リアルタイムでのデータ送受信からシステムアップデートまで一元管理が可能になる。端末価格が専用端末に比べて安く、導入しやすい点もメリットだ。
RFIDは、効率改善や品質向上に役立つ情報を収集する方法の1つだ。一般的に、RFIDを活用した個体管理は専用のハンディー端末と管理用PCで運用されているが、情報の取り込みと送信に機能が限定され、利用シーンも限られるという課題があった。そこで同社では、データ収集に加え、管理用PCを使わずに上位システムにも簡便にアクセス可能な、スマートデバイスを活用する専用アプリを開発した。
将来的には、GPSで取得した位置情報やカメラ機能で撮影した画像をIDに付加し、高精度なロケーション(位置)管理ができるようなソリューションを提供していく。
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