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金属3Dプリンタ機能を備える複合加工機開発、積層と切削を1台でFAニュース

オークマは、高精細な金属積層造形を可能にした、レーザー複合加工機「MU-6300V LASER EX」「MULTUS U3000 LASER EX」を開発した。ミーリングや旋削、研削加工、焼入れ、金属積層造形などの工程に1台で対応する。

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 オークマは2016年10月28日、高精細な金属積層造形を可能にした、レーザー複合加工機「MU-6300V LASER EX」「MULTUS U3000 LASER EX」を開発したと発表した。「LASER EX」シリーズは、従来の「MU-8000V」「MU-5000V」「MULTUS U4000」と合わせて全5機種になり、さまざまなワークサイズに対応する。

 最先端のレーザー加工を融合させ、ミーリングや旋削、研削加工、焼入れ、金属積層造形などの工程に1台で対応する。航空機エンジン基幹部品の品質要求を満たす、LMD(レーザー金属積層)方式による精細な積層造形が可能で、MU-8000V LASER EXはワークサイズφ1000mmに対応する。

 金属積層機能を持つ切削加工機は既にDMG森精機やヤマザキマザックが開発しており、2014年のJIMTOFで発表している※)。今回オークマも参入することで、新たな金属加工機の市場構築が進むことが期待されている。

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 今回開発した2機種は、2016年11月17〜22日に東京ビッグサイトで開催される「第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)」に出展する。

photophoto 複合加工機「MU-6300V LASER EX」と複合加工機「MULTUS U3000 LASER EX」

第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)

第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)

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