「開発コストを25分の1に削減」とうたうIoTアプリ向けPaaS:製造ITニュース
XSHELLはIoTアプリケーション用PaaS「isaax」のβ版を提供開始する。約8000万円の資金調達と、電通国際情報サービスとの資本・業務提携も合わせて発表した。
XSHELLは2016年9月20日、IoTアプリケーション向けプラットフォームサービス「isaax」のβ版を提供開始した。IoTアプリケーションの開発環境をクラウド経由で提供することで、IoTの開発や運用を支援する。
isaaxを利用することで、アプリケーション開発にかかるコストや期間を圧縮する効果が見込める。IoTアプリ開発には約19項目にわたる専門スキルが必要になるが、isaaxを利用すればアプリをプログラミングするスキルのみで開発できるようになり、開発にかかる作業を数ステップで実行可能になるという。これにより開発コストは従来に比べて25分の1に、開発期間は6分の1に圧縮できるとうたっている。
アプリケーションをインストールした後に、複数のデバイスを管理・アップデートする機能も備える。複数デバイスの状況を把握できるほか、1度のデプロイで複数デバイスに対してアプリケーションをアップデートできる。差分だけ更新することで、アップデート中にシステムが停止する時間を最小化する。
料金プランとして、4つのプランを用意する。無料で利用可能な「FREE PLAN」は、1つのプロジェクトを実施できる。3つのプロジェクトを実施できる「STANDARD PLAN」の月額料金は1500円、5つのプロジェクトを実施できる「PRO PLAN」の月額料金は1万円、プロジェクト数が無制限となる「ENTERPRISE PLAN」の月額料金は15万円となる。
同社はisaaxの提供開始に合わせ、グローバル・ブレインと電通国際情報サービス(ISID)から総額約8000万円の資金を調達し、ISIDとは資本・業務提携することも発表した。
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