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製造現場の知能化をけん引、オムロンが産業用PCに参入へスマートファクトリー(2/2 ページ)

オムロンは、新たに産業用PCに参入し、同製品群をグローバルで2016年8月1日に発売する。

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4つのタイプの産業用PCシリーズ

 オムロンの産業用PCでは、以下の4つのタイプから、ボックスタイプとモニタ一体型タイプなど、システム構成や用途に合わせて最適な「IPC」を選択することが可能である。

  • 「産業用PC」:生産現場で求められるFA基準の堅牢性と信頼性を備えたWindows搭載産業用PC。生産現場のデータ収集などで、長期的に安定稼働する
  • 「産業用PC IPCマシンコントローラー」:「マシンオートメーションコントローラーNJ/NXシリーズ」によって培われた高速高精度なすり合わせ制御とWindows OSによるデータ処理を、独自のハイパーバイザー機能により1つのプラットフォーム上で実現するハイブリッド型PLC
  • 「産業用PC IPC RTOSコントローラー」:リアルタイムOSを搭載しリアルタイム制御と情報化対応を両立した産業用PC。これまで設備メーカー各社が内作してきた専用ボードコントローラーと同じC/C++言語を用いたプログラミング環境で、高速高精度なオートメーション技術を活用できる
  • 「産業用PC IPC プログラマブル多軸モーションコントローラー」:米国子会社デルタ タウ データ システムズ社※)の高性能プログラマブル多軸モーションコントロール技術を導入し、モーション制御とWindows OSによる情報化対応を両立した産業用PC。情報処理などの多様なアプリケーション、ユーザー独自のモーション制御機能(モーションアルゴリズム、キネマティクスなどの軌道計算、位置補正など)を自由に作りこむことができ、超精密位置決め制御を実現する

※)関連記事:オムロンが米モーション制御機器メーカー買収、商品構成と顧客層を強化

 各種産業用PCのスペックは以下の通りだ。

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オムロンの産業用PCシリーズの主な仕様(クリックで拡大)出典:オムロン

 オムロンでは今後も、PLCからIPCまでのコントローラーを中核とするFA機器の幅広い品ぞろえと「EtherCAT」などオープンな産業用ネットワークを用いた、オムロンならではのオートメーションで、モノづくり革新を推進するとしている。

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