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コンパクトカーの技術を月面に、スズキが民間月面探査に協力
民間宇宙探査チーム「HAKUTO」とスズキがパートナー契約。スズキが得意とする“小さなクルマづくり”の技術を月面探査機に投入する。
民間企業による月面探査を競う「Google Lunar XPRIZE」に参加している日本の民間宇宙探査チーム「HAKUTO」を運営するispaceとスズキが2016年7月5日、コーポレートパートナー契約の締結を発表した。スズキはHAKUTOが開発している月面探査機へ車両軽量化やトラクション制御技術など、自動車開発で培った技術の活用を検討する。
国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」は、民間で開発した無人探査機を月面に着陸させ、着陸地点から500m以上移動し、指定された高解像度の動画や静止画のデータを地球に送信するまでを競う。月面探査機については軽量化と月面という特殊環境の走破性が求められるため、車体軽量化には小型自動車開発、走破性には四輪駆動車開発にてスズキが培った技術とノウハウが生かされることになる。
スズキ 代表取締役社長の鈴木俊宏氏は「小さなクルマづくりを通じて、豊かな社会に貢献してきたスズキは、小さなローバーで夢にチャレンジするHAKUTOに共感し、このプロジェクトを支援することを決めました。スズキの技術を活用したローバーによる月面探査の成功を楽しみにしております」とのコメントを寄せている。
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