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宇宙での資源探査を1000台の群ロボットで
民間宇宙探査チーム「HAKUTO」を運営するispaceがジグソーと共同で、宇宙での資源探査を行う小型ロボット群の開発を開始した。
民間宇宙探査チーム「HAKUTO」を運営するispaceは2016年3月2日、ジグソーと共同で月や小惑星帯にて資源探査を行う小型ロボット「宇宙群ロボット」の研究開発を開始すると発表した。
宇宙群ロボットは「群」の文字が示すように、1000台規模のロボットを分散させて協調制御を行う探査システムで、両社では2017年初頭の初期モデル完成、2018〜23年にかけて行われる予定である月面資源探査での実運用を目指す。
小型ロボットを大量に利用しての分散協調探査については両社では「探査領域の広域化」「機能分散によるシステムの多機能化」「リスク分散」を挙げており、実運用を目指す月面探査においては水資源探査を重要視しての調査を行う意向だ。
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