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機械系CADと建築系CADを融合した設計製造業向けソリューション提供へ:CADニュース
キヤノンITソリューションズが提供開始する設計製造業向けCADソリューションは、機械系CADのSOLIDWORKSと建築系CADのVectorworksを融合。商品が置かれる空間全体を視覚化することで、使用感覚をイメージしやすくした。
キヤノンITソリューションズは2016年5月18日、機械系CADのSOLIDWORKSと建築系CADのVectorworksを融合した設計製造業向けCADソリューションを提供開始すると発表した。建築設計業や機械製造業に向けて5月30日より販売開始する。
同ソリューションは、機械系CADのSOLIDWORKSと建築系CADのVectorworksが同じコアエンジンを利用している特性を生かし、共通のFile形式「Parasolid X_T」を採用。双方のデータ取り込みをスムーズにしている。
具体的には、機械系CADのSOLIDWORKSで備品のCADデータを作成し、建築系CADのVectorworksで作成したレイアウト図面やパース図に取り込むことで、想定した空間やシーンに合わせた商品のレイアウト図面を簡単に作成できるようになる。
ソリューション構成は、CADパッケージソフトウェア(SOLIDWORKS、Vectorworks)、導入支援サービス、初期教育、保守など。販売価格は150万円(税別)から。
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