子どもでも使える、手描きスケッチをお気軽にデジタル化できるアプリが登場:CADニュース
シーメンスPLMソフトウェアはタブレットおよびスマートフォン端末専用の2Dドローイングアプリ「Catchbook」を発表。タッチスクリーンで手描きスケッチが描け、それを数学的なオブジェクトに簡単変換できる。寸法記入も可能だ。
シーメンスPLMソフトウェアは2016年5月16日(現地時間)、タブレットおよびスマートフォン端末専用の2Dドローイングアプリ「Catchbook」を発表した。同アプリは端末のタッチスクリーンをから指やスタイラスを使って手描きスケッチを作成でき、なおかつ数学的なオブジェクト(ベクターデータ)へ簡単に変換できる。また画像や写真をインポートして、その上にスケッチすることも可能だ。作成した線図は画面のタッチで削除したり、自由に伸縮させたりができる。寸法記入・編集も可能だ。
アプリはApp Store、Google Playから購入可能で、対応OSはiOS 9.0以降、およびWindows 8.1、Windows 10。
ライセンスは1年間のサブスクリプション方式で、App Storeの場合は図面作成と発行機能がセットで720円、図面作成のみが480円、発行ツールのみが360円となる。Google Playの場合、それぞれ600円、400円、300円。
機能を限定した無料版もある。なお、PDF、SVG,、DXF、PNGデータへのエクスポート、手描き線を数学的なオブジェクトに変換する機能は有償となる。
同社ではリリース前に社員の子ども数人に使用させるテストを実施したところ、抵抗なく“お絵かき”を始めたとのことだ。最年少は6歳だった。Google Playのページに記載された対象年齢は3歳からとなっている。
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