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吉野家やロイヤルなどが協調ロボットを導入:産業用ロボット
ライフロボティクスが協調ロボット「CORO」の導入先を公開した。導入先はトヨタ自動車、オムロン、吉野家、ロイヤルなどで、自動車から電子機器、外食・食品と多岐にわたっている。
ロボットベンチャーのライフロボティクスは2016年5月19日、同社の協調ロボット「CORO」の導入先を公開した。
導入先として公開されたのはトヨタ自動車、オムロン、吉野家、ロイヤル(ロイヤルホールディングス子会社)などで、自動車から電子機器、外食・食品と多岐にわたっている。また、化粧品や物流の大手にも導入されたとしている。
COROは肘の回転関節を廃し、同社が「TRANSPANDER」と呼ぶ伸縮機構を採用。アームの動作をシンプルにすることで人の危険予測を容易にし、人との協調作業を容易にしたピッキング用のロボットアームだ。
肘回転関節を廃することによって「ヒトと同程度」(同社)の専有面積での作業が可能であり、また、導入についても設置工事が不要であり、置くだけで利用できるという特長を持つ。
ティーチングについては専門知識を持たない作業者が設定できるよう工夫されている。本体重量は26kgで可搬重量は2kg。最大リーチは865mm。
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