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月面の予行練習、鳥取で

月面探査に挑戦中の民間宇宙探査チーム「HAKUTO(ハクト)」が、鳥取県と連携協定。鳥取砂丘を月面に見立てて探査機のテストを行う。

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 民間企業による月面探査を競う国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」に参加している日本の民間宇宙探査チーム「HAKUTO(ハクト)」は2016年5月18日、鳥取県との連携協力に関する協定を締結した。

 HAKUTOが2016年9月ごろの実施を予定しているローバー(探査機)走行試験において、鳥取砂丘でのフィールド走行試験を鳥取県が応援する。鳥取砂丘の選定理由についてHAKUTOでは「起伏があって乾燥した砂地」「目印となる人工物がない」など、目標とする月面との類似点を挙げている。

photophoto HAKUTOの月面探査ロボットPFM3(写真=左)と鳥取砂丘(写真=右)(いずれも出展:HAKUTO)

 実験ではローバーの走行(走破性能)だけではなく、通信やカメラ性能などの検証、さらにはローバーから送信される映像だけでローバーを遠隔操作できるかの操縦検証も行われる。また、HAKUTOは鳥取県の人材育成ならび子どもの教育について、県と協力していくとしている。

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