市販カーナビの大画面化で新提案、フローティング構造が200車種対応を実現:車載情報機器(3/3 ページ)
パナソニックは、144車種で取り付け可能なディスプレイサイズ9V型のカーナビゲーションシステムの新製品「ストラーダ CN-F1D」を発表した。ディスプレイは2DINサイズの本体から突き出た状態で固定することで、軽自動車を含む幅広い車種で大画面カーナビを装着できるようにした。また、「国内の市販カーナビで初めて」(パナソニック)、「Android Auto」に対応する。
国内市販カーナビ初のAndroid Auto
ストラーダ CN-F1Dは、Android端末と車載情報機器を連携させて利用できる「Android Auto」に対応した。Android Autoに対応するのは「国内市販カーナビでは初めて」(AIS社)としている。2016年3月時点では日本国内でAndroid Autoのサービスは開始していないが「ストラーダ CN-F1Dが発売する時期には、Googleから何らかの発表があるだろう」(高島氏)。
Android Autoは、車載器とAndroid端末をケーブルで接続すると使用可能になる。ストラーダ CN-F1Dの実機で行ったAndroid Autoのデモンストレーションでは、「Googleマップ」による経路案内や「Google Play ミュージック」での音楽再生、音声通話が使える様子だった。さらに、インターネットラジオやメッセージアプリ「ハングアウト」も使用可能だという。
これ以外にもAndroid Autoとは別の機能として、スマートフォンとストラーダ CN-F1DをBluetoothで連携させることにより、スマートフォンをカーナビのリモコンとして使用したり、音声入力機能が利用できたりするようになる。スマートフォンをカーナビのリモコンとすることで、後部座席の乗員でもオーディオ機能を操作できるようにする。
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